国内景気4ヵ月続けて据え置き 2月の月例

古川元久経済財政相は16日、2月の月例経済報告を関係閣僚会議に提出した. 国内景気全体の判断は4カ月続けて据え置き、「依然として厳しい状況にあるなかで、緩やかに持ち直している」としたが、海外では中国の基調判断を1年半ぶりに引き下げた. 14の個別項目のうち、個人消費は自動車販売に加えて旅行なども堅調なことから、1月の「おおむね横ばい」を「このところ底堅い動き」に上方修正した. 公共投資東日本大震災で被災した東北3県を中心に伸びており、「このところ底堅い動き」を「底堅い動き」に判断を引き上げた. MBT ウェーブ(Wave) 一方、住宅建設は労働者や資材の不足から着工が進んでいないため、「持ち直しの動き」を「このところ横ばい」に下方修正した.