複数で戦う『MTG』の魅力を味わおう!

6月18日、TCG『マジック: ザ・ギャザリング(以下、MTG)』の新商品『統率者』(全5種類)の構築済みデッキを使った、関係者向け試遊会が開催された. これは、6月17日に『統率者』が発売されたことを記念して行われたイベントで、来場した参加者たちを交えて4人で"統率者戦"を楽しむことができた. この記事では、試遊会の様子を通じて"統率者戦"の魅力をお伝えしていく. "統率者戦"と通常のデュエルはどう違う? 商品名のもとにもなっている"統率者戦"とは、主に4人で行う『MTG』の対戦形式のこと. プレイヤーはそれぞれ100枚ちょうどで組んだデッキを持ち寄って対戦を行い、最後まで残っていたプレイヤーが勝者となる. 普通の『MTG』で遊ぶ時と異なる点は大きく言って5つある. まず1つ目は上でも書いているように 100枚ちょうどで組んだデッキ を使うこと. 次に 基本土地カード以外のカードは1枚までしかデッキに入れられない こと. ちなみに、普通に遊ぶ場合は、同じカードは4枚までデッキに入れられる. 3つ目は、初期ライフが20点ではなく 40点 となっていること. ただし、 同じ統率者からの累計21点以上のダメージを受けた場合 は、ライフが残っていたとしてもゲームに敗北してしまう. そして4つ目の違いが"統率者"の存在だ. ゲームを開始する前に、プレイヤーは自分のデッキから統率者を1枚選び、公開する. この統率者は、ゲーム開始時に"コマンド領域"と呼ばれる場所に置かれる. プレイヤーは、 コマンド領域にある統率者カードを手札にあるかのように 唱えることが可能だ. 戦場に出た時の能力や、パワー/タフネスはすべて通常と同じように扱う. 統率者に指定できる条件は"伝説のクリーチャー"であること. 通常の『MTG』と違うのは、統率者が破壊、あるいは追放されたり、手札から捨てさせられた時の処理. 通常であれば墓地や追放領域に行くが、統率者のオーナーは その統率者カードをコマンド領域に移動させる ことを選んでもいい. こうなると、またその統率者カードを唱えられるようになるが、ペナルティとして コマンド領域に移った数だけ再度唱える時には無色2マナを多く 支払わなくてはならない. このような条件は付いているものの、ほぼ不死身で強力なクリーチャーが存在する. これが"統率者戦"と通常のゲームが異なる4つ目のポイントだ. なら最初は(3)(白)(赤)で唱えられるが、一度コマンド領域に移動させると、次に唱える時には(5)(白)(赤)が必要になる. 最後の5つ目は、 統率者と同じ色を持つカードか、無色のカードしかデッキに入れてはいけない という点. たとえば を統率者にした場合、デッキには赤のカードか、白のカード、あるいは赤と白のマルチカラー・カード、そして無色のカードしか入れることはできない. 赤と黒のマルチカラー・カードも通常は赤のカードに含まれるが、"統率者戦"では区別され が統率者のデッキに入れることはできない. 色を持たない伝説のアーティファクト・クリーチャーを統率者にすれば、デッキにはいっさい色を持つカードを入れることはできなくなる. 逆にいえば5色のマルチカラーの伝説のクリーチャー・カードを統率者にすれば、デッキにはあらゆる色のカードを投入できる. "統率者戦"と通常のデュエルの違い ・プレイヤーはそれぞれ 100枚ちょうど でデッキを構築する. ・基本土地以外のカードは 1枚 しかデッキに入れられない. ・初期ライフは40点. ただし、 同じ統率者から累計21点以上のダメージ を受けた場合は敗北となる. ・破壊や追放されてもコマンド領域に戻り、何度でも唱えられる 統率者 がいる. ・ 統率者と同じ色 のカードしかデッキに入れられない. 次のページから、実際に"統率者戦"で遊んだライター・ゆばのレポートをお届けする. ナイキ エア →実際に"統率者戦"で遊んでみる!!(2ページ目へ).