加藤氏の責任「免れない」 NPB、統一球

琵琶湖の環境保全に取り組む大津市NPO法人びわ湖トラスト」が、水質悪化の要因とされる湖底のヘドロをナノメートル単位(ナノは10億分の1)の微細な気泡で浄化する実験に成功したと発表した. 130日間で厚さ58センチ分のヘドロを分解. 湖底には毎年1~2ミリのヘドロがたまるとされ、同法人の高木順理事(67)は「予想以上の効果. 1千年分のヘドロを一気に浄化できる日も遠くない」と期待を寄せる. 琵琶湖のヘドロは枯れた水草プランクトンの死骸などが湖底に積もったもので、水質悪化や水草の異常繁殖の原因とされる. ヘドロを分解するバクテリアの活動には酸素が必要だが、泥状のヘドロは酸素を通しにくく、県は水質浄化のため重機を使って湖底を攪拌(かくはん)する作業をしている. 同法人は立命館大学大阪市内のベンチャー企業と連携し、水中に酸素を送り込んでヘドロを分解する手法を研究. 特殊なセラミックの細かい穴からナノ単位の気泡を噴出させる装置を開発した. 微細な気泡は長時間、水中にとどまるため、バクテリアを活性化させる効果があるという. 日本野球機構(NPB)は25日、統一球を今季から飛びやすく仕様変更したことを隠していた問題について、第三者委員会(委員長=那須弘平弁護士)から提出された調査報告書をNPBの公式サイト(http://www.npb.or.jp/)で公表した. 第三者委の報告書は81ページで、加藤良三コミッショナーの責任について「変更を知っていた、いなかったにかかわらず免れない」としている. 公開を前提としていない会議の発言内容など、NPBの要望を受けて第三者委が伏せた部分もあった. 報告書によると2012年の夏以降、12球団の実行委員会などで議論があり、巨人、阪神ソフトバンクオリックスの4球団からは統一球の見直しを求める意見書も出ていた. 米ホワイトハウスは17日、ロシアのソチ冬季五輪の開会式に派遣する米政府代表団の名簿を発表した. 同性愛者であることを公にしている女子テニスの元選手ビリー・ジーン・キングさんが入っており、同性愛者への規制を強めるプーチン政権に、抗議の意思を示した形だ. 政府代表団の団長はナポリターノ元国土安全保障長官が務める. ロンドン五輪ではミシェル・オバマ大統領夫人が団長を務めており、差をつけた形だ. オバマ大統領は出席しない. AP通信によると、ホワイトハウスの報道担当者は「代表団は米国の多様性を体現するものだ」とコメントした. 同通信などによると、正副大統領や大統領夫人、元大統領のいずれも代表団に入っていないのは、2000年のシドニー五輪以来という. 米国内では、6月にロシアで成立した同性愛宣伝禁止法への反発が強まっており、同性愛者向けのバーがロシアのウオツカをボイコットするなど、抗議活動も起きている. (ワシントン).