2012年年始御挨拶

日本ファルコムの30周年を記念する 特別企画 の最終回. 最後の座談会は2001年から現在に至るまでの約10年間の歴史についてプレイバック. 『日本ファルコム30周年公式記念本 Falcom Chronicle』 (11月8日発売)の制作スタッフが、自分たちが作った記念本を見ながら日本ファルコムの30年の歴史を振り返ります! 大ヒット作となったPC版『空の軌跡』の発売直前の広告より. これを見て予約した人も多いのでは? 座談会参加メンバー ● そみん 記念本の主要制作メンバー. ぜひ再開してほしいシリーズは『ツヴァイ』で、とにかく『ツヴァイIII』を待望している35歳男性. ● 編集Y レトロPC好きの編集者. 記念本の制作にはかかわっていないが、日本ファルコムの歴史を知る生き字引きとして座談会に参加. そろそろ『ロードモナーク』シリーズの新作を遊びたいと期待している43歳男性. ● おぬ 主に『イース』シリーズの記事を担当した記念本の制作メンバー. もし現代の技術で『スタートレーダー』がリメイクされたらおもしろそうだと考える30歳男性. 名作が連発された2000年代前半のPCゲーム円熟期 そみん 30周年記念特集のラストを飾る今回のメモリアル座談会は、2001年から現在までの日本ファルコムの歴史について見ていきます. 2001年と聞くとつい最近のような気がしますが、それでも10年以上昔であることに驚きです. おぬ 2001年というと、僕ももう大学生. 大学時代からゲーム雑誌でライターを始めていたので、あっという間の10年だった気がしますね. 編集Y 社会人ならではの感覚というか、仕事をし始めると時間が経つのが早くなる気がするからな(笑). さて、まずは2000年代前半の歴史を見ていくか. 主な新作として、2001年12月に『ツヴァイ!!』、2002年6月に『VM JAPAN』、同年12月に『ダイナソアリザレクション』、2003年3月に『月影のデスティニー』、同年6月に『アークトゥルス』、同年9月に『イースVI』が発売されている. どれもWindows PC用だな. 3Dとなって、プレイ感覚が大きく変わった『イースVI』. このシステムは『イース フェルガナの誓い』と『イース・オリジン』へと受け継がれ、進化していった. そみん 全部リアルタイムで遊びました(笑). 編集Y この時期の日本ファルコムはリメイクが多くて、『月影のデスティニー』や『アークトゥルス』のように海外のRPGローカライズも行っていたんだよね. 往年のファンとしては完全新作が少なくて、やきもきしていた時期だったんだが、2003年に発売された『イースVI』が大きく流れを変えた気がする. おぬ 1995年にSFCで発売された『イースV』から、約8年ぶりのシリーズ最新作だったんですよね. 編集Y 初回版の特典としてPCで遊べる『イースI~V』が同梱されるという太っ腹さもあって、即完売に近い形で大ヒットした. もちろん、ゲーム的にも大きく進化していて、「やっぱり日本ファルコムのゲームはおもしろい! 」という再認識につながった. 『イースVI』はそれぐらい存在感が強い作品だったと思う. おぬ その翌年である2004年には、いよいよ『英雄伝説VI 空の軌跡』が発売となっています. 当時のファンとしては、いかがでしたか? そみん 1999年に発売された『英雄伝説V 海の檻歌』から約5年ぶりとなる『英雄伝説』シリーズ最新作ですからね! 『イースVI』の大ヒットで日本ファルコムへの注目が高まっている時期でもあり、『空の軌跡』も当然のように大ヒットしました. 編集Y 1作では完結せず、のちに『空の軌跡FC(First Chapter)』へと改題されたわけだけど、続編となる『SC(Second Chapter)』が発表されるまでどれだけやきもきしたことか(笑). たぶん、今後を含めて『FC』のエンディングは、オレの人生の中で最も続編が気になるエンディングの第1位に君臨し続けると思うよ. そみん 僕も同じく(笑). あんなに続きが気になるエンディングはそうそうないでしょう. 『英雄伝説VI』にあたる『空の軌跡』シリーズは大ヒットして、『零の軌跡』や『碧の軌跡』シリーズへと続いていった. 編集Y 『空の軌跡FC』が発売された2004年12月には『ぐるみん』が発売されている. そして2005年6月には『イースIII』のスーパーリメイクとなる『イース フェルガナの誓い』、10月には『ザナドゥ』20周年記念として『ザナドゥネクスト』が発売されている. 余談だけど、2005年には携帯電話用アプリとしてタイトーが『新イースI 3D 外伝』というライセンス作品を出している. これはドギが主人公となってエステリアを冒険する作品で、最後はダルク=ファクトを殴って倒すという、まさに外伝といった感じの携帯電話オリジナル作品なんだよね. おぬ ドギがそんな大活躍するなんて(笑). そみん 2004年にはDSやPSPといった携帯ゲーム機が発売されていますが、2005年までの日本ファルコムは完全にPCゲーム一色ですね. 編集Y バンダイが発売したPSP版『ガガーブトリロジー』のように、ライセンス作品として日本ファルコムのゲームを遊ぶことはできていたけど、まだ日本ファルコム自身はPSPに参入してなかったからな. それじゃあ次は、PSPへの参入後について話をしていこうか. 新たな黄金期を作り出した『軌跡』シリーズ→(2ページ目へ). あけましておめでとうございます. やまもといちろうセンセのブログ に感銘を受けましたので、本日はそのまま転載させて頂ければ幸甚です. 昨年の地震により、いわゆる「ようやく日本の戦後が終わった」感はみなさんも感じられた通りの事実かと思います. 先日のエントリー でも記載いたしましたが、そしてそれを今後背負ってゆくのはほかでもない我々世代なわけで. アグ ブーツ 2015 今ちょっと海外に出ておりまして、着いた日から連日どしゃぶりの雨なんですが、 そんなの関係ねえ 新興国のエネルギーと元気さ加減を見る限り、各時代やサイクルによる「国の生き方」にも役割分担の順番があるのだろうなあと思いつつも、それでもしかし、明るく元気に頑張ることは赤ちゃんだろうがおじいちゃんだろうが、いつの世代でも全員参加でいいはずだ、と思うこともまた事実であります. 一人の力だけではできないことも、2人3人、あるいは10人100人、あるいは10000人いれば実行できる、という事実を学んだ2011年でございました. 本年も、よろしくご助力のほど、なにとぞよろしくお願い申し上げます. あけましておめでとうございました. 今年も年始はしばらく東京を離れて、暑かったりする場所から寒かったりする場所へ移動したりしております. 年末年始も拙著 『リーダーの値打ち』 が売れたそうで、ありがとうございます. どうもこのサイトもいままでと顔つきの違う人がお越しになって右翼話にドン引きするなど、さまざまなご反響を頂戴し、恐縮しております. 去年は地震前と地震後で日本の様相が一変しましたが、それは同時に変わらなければいけない日本と、その変わる主体である日本人の蹉跌や逡巡を浮き彫りにしたなあと思うところです. いつまでも14歳ではいられない、というわけではありませんが、文脈としての戦後日本の終わりが引き合いに出されたり、一方であまり進まない世代交代論、あるいは格差論というような、日本を作り上げてきた老人と、その日本を受け継ぐ若者の間での背負うべきものの性質の違いがくっきりとみえてきたところだろうと思います. また同時に、日本人とはそも何であるかが問い直され、いままではもっぱら国際競争力のような産業の分野で盛んだった国際比較だったり、海外の文化の流入に対する日本人のプリミティブな反発が顕在化して、そのエネルギーがさまざまな方向へ露出してきています. 反韓流が起きたと思えば、なぜかその矛先がフジテレビになるなど、当事者は突き進んでいるのにどうしてそっちの方向なのかが良く分からない的な. NHK紅白歌合戦でも出演した韓国系アーティストの少女時代にブーイングのデモが起きるなどの社会事象がニュースになるといった風情です. いままであんまり見なかった日本の光景ですが、閉塞したエネルギーの噴出先の問題はやはりあります. 過去にもマスゴミ批判や、官僚制度に対する嫌悪感のようなばくっとした反権威の動きはありました. いまでももちろん続いています. でも、それが何やら変容してきている事情というのは、 あんなに大きな地震原発事故があって、おおくの日本人が亡くなり、また不自由な生活をしているというのに、思ったように日本社会が変われない、変わった後のビジョンをなかなかうまく思い描けない、明るい展望を築くためのプロセスが見えないといった行き場の喪失状態がずっとそこにもやっとたゆたっているのかなあと. たぶん、思った以上に日本人はクラスター化していて、分断されています. 自分の知らない島で、どんなものに興味を持たれ、どういう議論をしているのか知らない、見なくても良いという仕組みが強くなっている. もちろん、それは文明社会に生きる人間としては都合の悪い話、聞きたくない情報から逃げられるという一点において、心地よい、幸せなものなのは間違いありません. ただ、同じ日本人として、苦難に直面している日本人にどう情を寄せていくか、共に立ち上がってより良い日本社会にしていくかといった視点もまた、日本人は持ち合わせています. こうあるべきという漠然とした目標は見えているからこそ、TPPやASEAN+の議論が進んで関連本がベストセラーになったり、韓流批判、あるいは金正日死亡で朝鮮半島情勢に聞き耳を立てるといった行動に出るのでありましょう. そして、我が国は野田政権の予期せぬダッチロールに直面して、日本人が選択したはずの民主党政権に裏切られる形で大きな政治的空白が継続してしまうという、結構残念な一年の幕開けを迎えることとなりました. 確かに財務省の言いたいことは分かるし、長い時間をかけてパペットが首相になったから歳入増大を目指して増税したいというのも理解できるんですけど、この経済情勢、かつ国民事情で増税を仕掛けて政権がもつはずないじゃないですか. ひょっとすると、日本新党ブームやティーパーティー、あんまり例に出したくないけど極右政党のようなものが支持を集めて勝ってしまう的な政治の地殻変動を起こすのかもしれません. それも、あんまり望ましくない方向で. とはいえ、どう身を処すべきか、考えて主体的に動けるのは当の日本人だけであり、良いものは良い、マズいものはマズいときちんと声を上げ続けることが、いま本当に必要とされていることなんだろうと思います. ※ やまもといちろうブログ より抜粋 ダッチロールなあ. . . さて、それではちょっと地元の市場へ顔を出して参ります. まずは飯を食って、体力つけるところからの年始と位置付けたく存じます. ハリー・ポッター』シリーズのハーマイオニー役でお馴染みのエマ・ワトソンがシリーズ最終作撮影終了後、学業優先のため女優業を休業するそうです. ハリー役のダニエル・ラドクリフがハリー役のイメージから脱却するため上半身裸になる舞台を演じたりしているなか、エマ・ワトソンは幼い頃から優秀だったとはいえ、学業を優先させるという戦略でハーマイオニーのイメージを薄めるとは、なかなか考えたものです. おそらく彼女の周囲も子役から女優としてすんなり大成するのは難しいと読んだのでしょう. ジョディ・フォスターという例外を除いても、一度堕ちるところまで堕ちたドリュー・バリモアやマチルダのイメージから脱却に10年以上掛かったナタリー・ポートマンなどの復活組やアンナ・パキンマリサ・トメイなどの残念組という前例を見たら、プロデューサー業や監督業をやっていく可能性も視野に入れると、学業優先という名目のもと映画界を一時的に離れるのが一番無難で効率がいいと思います. さらに彼女が大学を卒業する頃には今とは違う大人の魅力を兼ね備えた女性になっていることでしょうから、以前のイメージは面影程度でネームバリューだけを大いに利用して再スタートが切れるってな算段でしょうね. う~ん、なんとも世渡り上手な戦略ですこと. 世渡り上手といえば、先日政界からの引退宣言をした小泉元首相も. 自分が応援していた小池候補があっさりと総裁選に負け、麻生内閣が今年中に行われるであろう衆議院選挙で勝てるかどうか微妙ななかでの引退宣言. 当たり障りのない時期に辞められるところが世渡り上手だと思いますよ. だって仮に次の衆院選自民党が勝っても議席減少は必至、となれば小泉チルドレンも現象し影響力に陰りが見えるのは必至. また仮に自民党が負ければより自分の存在感が薄くなることは明白. これまで日本を立て直すどころか、壊すだけ壊して再建を一切してこなかった人が再建に乗り出すことなど全く考えられないですから、ここは勇退というイメージで政界を去られるという戦略が何とも世渡り上手だと思いますよ. しかも次男を政界に送り込もうなんて算段まである始末. そんな算段をするくらいなら長男の仕事が増えるようになんとかしたれよ! とも思いますよ. まぁそんな訳で世渡りが上手ではない私には何とも羨ましい2人です. 天は人に二物を与えずという諺が嘘のように思える今日この頃でした. 深夜らじお@の映画館 は不器用を売りにして逆に失敗した経験があります.