ネクソン、小学生に"ネチケット"の大切さ

ベストメディアは、PSPダウンロード専用ソフト『対戦チンチロリン』を本日2月3日よりPlayStation Storeで配信する. 価格は480円(税込). 『対戦チンチロリン』は、サイコロを使って対戦するゲームで、CPUと対戦する"ひとりで勝負"、1台のPSP本体を回して最大4人で遊ぶ"みんなで勝負"、そしてアドホック通信を使った最大4人の"通信対戦"が用意されている. 五輪開幕を前に、ロンドンの日本人学校では日本選手団を応援しようと、手作りの横断幕作りを始めている. 小学生と中学生約400人が学ぶ「ロンドン日本人学校」では、児童たちがビデオを見て事前に競技を調べ、6月下旬から応援のメッセージを書き込んでいる. 柔道の中村美里選手には「得意の小外刈りで勝利を決めてください」、カヌーの北本忍選手には「オリンピックで最高のレースをしてください」など約200人の代表選手一人一人に思いを込めた. バドミントンの垣岩令佳選手を応援する小学校2年生の樋口隼人君は「会場で見てみたい」と話していた. 担当した井手内太吾教諭は「ロンドンでは日本の情報は意識しないと入ってこない. せっかく地元で五輪が開催されるので児童に興味を持ってほしい」と期待する. 完成後は日本選手団に届ける予定だ. (矢木隆晴). ネクソンは10月24日、子供たちにネチケットを教える公開授業を、墨田区立緑小学校にて実施した. 東京都では毎年11月第1土曜日が"東京都教育の日"にあたり、公立校は父母の授業参観を兼ねて前後の土日に公開授業を行うのが慣習らしく、今回は学校側からネクソンに対して「ネチケットの授業を子供たちに」という要請があったそうだ. 本授業は同校の6年生2クラス(約40名)を対象に行われ、ネクソン マーケティング部の大井香苗さんが特別講師として教室に登場. 同社の子供向けサイト"あんしんスクール"で紹介されている、実際に起きたオンラインゲームでの事件や新聞記事などを使いつつ、ID・パスワード・個人情報の管理がいかに大切かを解説していった. 6年生は2クラスのみで、合わせても50名に届かない少人数学級. 少子化の波を突然感じたり... . 最近の小学生はPCとインターネットのある生活が当然かと思いきや、まだまだオンラインゲーム未経験の子は多いようだ. 大井さんはまず、児童たちがどのくらいパソコンゲームの経験があるのか尋ねると、「ほぼ毎日」あるいは「ときどき」という答えが. ほぼ毎日オンラインゲームで遊んでいるという子に、何のゲームか尋ねると、元気良く「ハンゲームの『チョコットランド』! 」という答えが. さらには大井さんの「私はネクソンという会社から来ました」という自己紹介に「しらなーい」と無邪気に反応したりと、接待トークは一切無用! そんなところに子供の純粋さを見出してみたり... . 児童の元気の良さにタジタジしながらも、大井さんはIDとパスワード管理について、IDが家のドアならばパスワードはそれを開けるための鍵に例え、「鍵はお友達と共有で使ってはいけません」「誕生日やペットの名前のように、誰かがすぐ思いつくような数字・名前は使わない」「必ず英語と数字を混ぜて、自分だけにわかるパスワードを作る」などの注意事項を説明していった. 大人なら知っていて当然の"なりすまし行為""個人情報保護がなぜ大切なのか"などを、児童が理解できるように説明するとなると、けっこう難しい. 大井さんが言葉に詰まると、すかさず担任の先生が具体例を出して解説をフォロー. 授業終了後には大井さんの元に駆けつけて熱心に話しかける児童もいた. ムズカシイ話はさておき、こういった授業をきっかけにインターネットサービスを使う上で起こるかもしれないリスクについて、児童たちがなんとなく頭の片隅に記憶してくれるとよいのだが. 授業風景の見学に来ていた父母に、家庭でのPCとインターネットの使用状況にたずねてみたところ、ほとんどの家庭では子供に一人部屋を持たせている. しかし、パソコンは居間や両親の部屋のものを、許可を取ってから使わせているようだ. また、ソーシャルネットワークサービスやプロフィール系のサービス、チャット、オンラインゲームなどは原則禁止というお母さんも. 「いつ頃から、SNSやオンラインゲームを子供に解禁してもいいと思うか? 」という質問には、「本音を言えば、高校生ぐらいまでは(モバイルも含めて)そういったサービスは使わせたくない. メリットもデメリットも、全部自分で理解できるようになってからやらせる」という回答だった. なかには「将来もし、オンラインゲームに夢中になって勉強しなくなるようなら、PCを壊します」という迫力の答えも! 今回の授業内容は、オンラインサービスを使う時のID・パスワードの管理に関する説明が中心となっていた. むやみにオンラインゲームや、インターネット上のコミュニティに対して恐怖心を抱かせる必要は無いが、「こんな恐ろしいことにあう可能性がある」というサンプルは、もう少し多くてもよかった. しっかりしている子でも、悪い大人が本気でだまそうとしたら、そのウソを見抜くのは難しいということを、教えてもよかったんじゃないかなぁ、と言うのが個人的な感想である.