asahi.com(朝日新聞社): 三浦

スイス東部のリゾート地で25日始まった世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で、俳優の渡辺謙さん(52)がスピーチした. 東日本大震災の被災地を自ら歩き、約3千人の被災者と話した経験から「絆」の大切さを強調した. 世界の政財界のエリートが集う「思いやりという簡単な行動」と題するセッションに出席、英語で語りかけながら、「kizuna311」というホームページを震災直後に立ち上げたことなどを紹介した. 渡辺さんはその後の記者会見で、「被災地で多くの笑顔に出会えたのは俳優としても大きな成果だった. (ダボスでは)古くからの(絆という)考え方に国の違いはなく、僕の語ることがまっすぐ伝わったと思う」と語った. 米テレビ局ディスカバリー・チャンネルとNHKの共同制作で、渡辺さんがリポーターとして被災地をめぐる30分のドキュメンタリー番組「Beyond the Tsunami」も作った. 世界180カ国で放映される予定. 渡辺さん主演の探査機はやぶさを題材にした映画「はやぶさ 遥(はる)かなる帰還」にも触れ、「日本がまだ誇れる分野を(世界に)伝えたい. 『にせもの』を作る映画産業にいる者として、(こういう活動は)義務だと思う」と述べた. (ダボス=前川浩之). サッカー元日本代表でJ2横浜FC三浦知良(44)が15日、札幌市でフットサル・Fリーグに初参戦、北海道の選手として府中戦に出場した. フットサルを盛り上げるための「Jリーグ選手枠」で、A代表経験者の出場は初めて. 三浦は先発し、厳しいマークにあいながらも序盤から何度も鋭いシュートを放った. 得点はならなかったが、巧みなドリブルで攻め込むなど、随所で華麗な技を見せた. サッカーボール 試合は3―2で北海道の勝利. ブラジルでフットサルを経験している三浦も、国内では初の公式戦に「ちょっと不安があった」. それでも「監督や選手が盛り上げて助けてくれた. ホームで勝ててよかった」と、白星にホッとした様子.