決議否決は攻撃許可でない」 国連総長がシ

国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は6日、反体制派への武力弾圧の停止をシリア政府に求める決議案が安全保障理事会で否決された後、アサド政権による弾圧が続いていることに対し、「安保理での決議の否決は、シリア当局に市民を攻撃する許可を与えたものではない」とする声明を出した. 中部ホムスで軍による砲撃が続いて犠牲者が急増していることについて、「非常にショックを受けている」とし、「到底受け入れられない. 強く非難する」としている. 潘氏はさらに、アサド政権に対して、「市民に対する武力行使をやめろという国際社会の要請を無視し続けていることを深く憂慮する」とも表明. 弾圧の即時停止を訴えた. (ニューヨーク=春日芳晃).