ざっと51羽 「世界一長い」シャモ丸焼き

東京電力福島第一原発事故計画的避難区域に指定され、住民の1割近くが避難している福島県川俣町で1日、「復興 シャモまつり」が開かれた. 特産の川俣シャモ51羽を、35メートルのステンレス製の串で貫いて焼き上げる「世界一長い丸焼き」に挑戦し、成功した. 町民ら51人が炭火にジュージュー肉汁を滴らせるシャモを回転していくと香ばしい匂いがたちこめた. 福島市から参加した小学6年の松本陽菜乃(ひなの)さん(12)は「こんな経験はめったにできない」と顔を赤くして炭をうちわであおいでいた. まつり実行委員会の斎藤正博さん(62)は「復興元年の丸焼きの大成功で、川俣の元気をアピールできた」と喜んだ. 同町は2003年、川俣シャモを使って「世界一長い焼き鳥」を始め、国内各地の自治体間で競ってきたが、串に使う竹は「25メートル級が最長」. より長い竹を海外に探しに行く話も浮上したが、「竹探しに出張するわけには行かない」と古川道郎町長. 「丸焼き」への挑戦に切り替えたという. アグ スアグ スリッポンリッポン 本州の南海上を東に進む低気圧の影響で、20日朝も前夜に続いて関東甲信地方で雪が降った. 今後も20日夕にかけて雪や雨が降り、内陸部を中心に大雪となる恐れがあるため、気象庁は雪による交通障害などへの注意を呼びかけている. 20日午前4時の時点で、積雪は長野県木曽町で27センチ、飯田市で7センチ、山梨県富士河口湖町で8センチなど. 東京都心や横浜市では、初雪を観測した. 同庁によると、都心の初雪は平年の1月3日と比べて17日遅く、前年の12月30日と比べると21日遅いという. 東京の乾燥注意報の継続日数は、35日でとまった. 21日午前6時までの24時間降雪量は多いところで、甲信15センチ、関東北部山沿い15センチ、関東南部の平野部10センチなどと予想されている.