米金融規制が難航、先送りも 怒る財務長官

サッカーの2014年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会のアジア最終予選組み合わせ抽選会が9日、マレーシア・クアラルンプールであり、FIFAランキング33位で、5大会連続5回目の出場を目指す日本はオーストラリア、イラク、ヨルダン、オマーンと同じB組に入った. 日本の初戦は6月3日、埼玉スタジアムオマーンと対戦する. 最終予選は来年6月まで. 10カ国が2組に分かれ、各組2位までが出場権を得る. 3位同士の勝者が、南米5位とプレーオフを戦う. A組は韓国、イラン、ウズベキスタンカタールレバノンが入った. 17日の東京株式市場は、日経平均株価が値上がりし、一時、9100円を上回った. 取引時間中に9100円を超えたのは7月5日以来、約1カ月半ぶり. 午後1時時点では、前日の終値に比べて79円32銭高い9172円08銭で、約3カ月半ぶりの高値水準になっている. 前日の終値で9000円台にのせたばかり. 外国為替市場で円高傾向が一服しているのに加え、欧米市場で株価が上昇していることが好感されている. 午後1時時点の東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は、同5.36ポイント高い764.48. 日経平均の午前の終値は、同57円18銭(0.63%)高い9149円94銭. TOPIXは同3.49ポイント(0.46%)高い762.61. 出来高は7億9千万株. 金融危機の再発防止をめざす米国の金融規制強化法の本格運用が、当初予定の今年7月から遅れる可能性が出てきた. 規制を受ける金融界とその後押しを受けた議会、日本など海外当局が反発し、細かなルールづくりが遅れているためだ. ガイトナー米財務長官は新聞に寄稿して怒りをぶちまけた. 金融規制強化法は、2008年のリーマン・ショックを反省してオバマ政権がまとめ、10年7月に成立した. 銀行が自らの資金でリスクの高い投資をし、連鎖的に資産が焦げ付いて金融危機が起きたとの見方から、銀行の高リスクな投資を制限する「ボルカー・ルール」を目玉とする. ただ、銀行自身の投資と顧客の資産の運用の境目をどこに置くのかなど、具体的な中身を定める膨大な規則の策定に時間がかかっていた. 米政府は一般からの意見募集を経て、7月に運用を始める予定だった.